KAPPAブランドの中国代理店を務める中国動向(チャイナ・ドンシャン)がオリックス完全子会社であるフェニックスを買収した。



25日当初の情報では1円。28日の情報では3844万香港ドル、日本円で約5億円で買収との報道となっているが、5億円の報道は増資額が5億のため、トータルで結局5億かかっているという意味ではないかと思う。

 経済産業機構で何とか事業を続けてきたフェニックスだが、低迷するスキー人気の影響でオリックスだけでは事業を続けていくことができないようで、中国企業の力を借りる形となったようだ。出資比率はドンシャンが91%、オリックスが9%という形となる。

 中国では高度経済成長によりスキー人口が増加しているはずなので、今回の買収はフェニックスブランドの潜在能力を買ったのではないかと見られる。陳義紅会長も日本での圧倒的なシェアに目をつけ、フェニックスを中国市場に持ち込むことをコメントしている。

 フェニックスはジャパンナショナルスキーチームと4年契約を結び2010年バンクーバーオリンピックまで全日本チームのオフィシャルウェアを担当するほか、10年以上ノルウェーナショナルチームのウェアを手がけるなど高性能スキーウェアとして定評があるが、度重なる会社再編はスキー業界の実態を浮き彫りにしている。

 昨年はクイックシルバー、ロシニョール放出というニュースも経済新聞で流れるなど、スキー企業の生き残りはきわめて厳しいものとなりつつあるようである。